46. ろ座 Fornax

炉座  Fornax

色彩の神秘  Mystery of Colors


 ろ座目立たない星座ですが、6500万光年に「ろ座銀河団」があります。 さまざまな大きさや形状の銀河が点在し、大きな銀河は 60個近くあります。この画像の右下にある棒渦巻銀河はNGC 1365 です。拡大画像 ↓ も見つけました。



 5600万光年にあり、直径は 20万光年。中心には超大質量ブラックホールがあるそうです。



 真ん中の大きい銀河が NGC 1316(楕円銀河)で、7500万光年にあり、ろ座銀河団の中では視覚的に最も明るく、全天で4番目に強力な電波源を有するということです。上の小さな銀河 NGC 1317 と衝突した形跡があると考えられています。


 ろ座には銀河団には属していない部分にも銀河が数多くひしめいています。その一つで 6500万光年にある棒渦巻銀河 NGC 1398 には 1000億個の星があるといわれ、真珠の玉が渦を描くリボンに散りばめられたような美しさです。


 シサスクのろ座のイメージは「色彩の神秘」。

 宇宙の画像はどれも色彩の豊かさに驚かされますが、ろ座という星座の領域は天体観測者にとって特に魅力的なのかもしれません。

 シサスクのろ座の音楽には「7つのカラー」が示されています。何色との指定はなく、番号が振られているだけですが、下のモチーフが提示されるたびに音楽(=色)が変わっていきます。7番目の色の音楽では弦をはじいて演奏しても良いと書いてあり、それを行うことでより神秘的な響きになります。(すべての音の弦をはじくのは難しいので、私は部分的にはじくようにしています。)



 
 音色を意味する TONE という言葉には色合いのみならず、濃淡、明暗といった意味も含まれています。銀河の画像を大いに参考にしたいですね。あるいは溶融「炉」で化学変化を起こしましょうか?!
 
 

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