麒麟座 Camelopardalis
目に見えぬ巨人 Invisible Giant
これは 5000光年にある惑星状星雲 NGC 1501で、1787年に天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見されました。中心にある明るい星は惑星状星雲にある星としてはとても珍しい「変光星」で、30分程度で明るさが大きく変わるそうです。その中心星が貝殻の中にある真珠に喩えられたことで「オイスター(牡蠣)星雲」と呼ばれることもあります。
これは 5000光年にある惑星状星雲 NGC 1501で、1787年に天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見されました。中心にある明るい星は惑星状星雲にある星としてはとても珍しい「変光星」で、30分程度で明るさが大きく変わるそうです。その中心星が貝殻の中にある真珠に喩えられたことで「オイスター(牡蠣)星雲」と呼ばれることもあります。
きりん座の領域に 20あまりの星が一直線に並ぶ「ケンブルの滝」 Kemble's Cascade があります。アマチュア天文家のルシアン・ケンブルが「散開星団 NGC 1502へと流れ落ちる美しい滝」と表したことからこの名が命名されました。画像の左端に細かい星々が密集した散開星団 NGC 1502が写っています。「ケンブルの滝」の位置を確認してみましょう。
青丸で囲んだところが「ケンブルの滝」です。白く示した部分がきりん座の領域で、「ケンブルの滝」はその右上にあるカシオペヤ座の星をピンクの点線のように繋いだ延長に見つけることができます。
シサスクの描いたきりん座は黄色の実線で繋いだ形ですが、領域の端まで黄色の点線で繋いだほうがキリンらしくなりそうです。そして、その長い首をちょっと傾けるとどうなるでしょう。ピンクの点線のように天球の経度線に沿っていくと「天の北極」に突き当たります。 北極星 Polarisは「天の北極」とはほんの少しずれていて、こぐま座の尻尾の先となっています。きりん座の頭の先を北極星にすると、キリンの首は傾いてしまいますから、現在の棲み分けはしっくりきますね。
きりん座の領域に 20あまりの星が一直線に並ぶ「ケンブルの滝」 Kemble's Cascade があります。アマチュア天文家のルシアン・ケンブルが「散開星団 NGC 1502へと流れ落ちる美しい滝」と表したことからこの名が命名されました。画像の左端に細かい星々が密集した散開星団 NGC 1502が写っています。「ケンブルの滝」の位置を確認してみましょう。
青丸で囲んだところが「ケンブルの滝」です。白く示した部分がきりん座の領域で、「ケンブルの滝」はその右上にあるカシオペヤ座の星をピンクの点線のように繋いだ延長に見つけることができます。
シサスクの描いたきりん座は黄色の実線で繋いだ形ですが、領域の端まで黄色の点線で繋いだほうがキリンらしくなりそうです。そして、その長い首をちょっと傾けるとどうなるでしょう。ピンクの点線のように天球の経度線に沿っていくと「天の北極」に突き当たります。 北極星 Polarisは「天の北極」とはほんの少しずれていて、こぐま座の尻尾の先となっています。きりん座の頭の先を北極星にすると、キリンの首は傾いてしまいますから、現在の棲み分けはしっくりきますね。
IC 342は 1000万光年にある渦巻銀河です。天の川の塵やガスに遮られて、観測が難しく、「隠された銀河」とも呼ばれています。
3900万光年にある IC 356も天の川の塵やガスに遮られ、見え方がぼんやりしています。渦が不鮮明な画像になっていますが、渦巻銀河とされています。
NGC 2403は 1000万光年にある渦巻銀河です。赤い部分では星形成が活発な領域で、若い星は青く輝いています。天体ファンの間ではさんかく座の渦巻銀河 M33に似ているとの認識で親しまれています。
NGC 2146
NGC 2146は 7000万光年にあり、棒渦巻銀河に分類されています。隣接する銀河の巨大な重力の影響で形が崩れていますが、この歪みによるガスの圧縮により、爆発的に星が誕生していると考えられています。
NGC 2336は 1億光年にある巨大な棒渦巻銀河で、直径は天の川銀河の 2倍、20万光年に及びます。中心部分には古い星が集まっており、渦巻の腕は青く若い星で輝いています。
霧の向こうに見えるようなこの天体は、レンズ状銀河 NGC 2655で、8000万光年にあります。直径 20万光年近くあるガス状の円盤には年老いた星が集まっています。穏やかに見えますが、奇妙な形をしているそうで、過去に他の銀河と合体したり、重力の影響を受けたと考えられています。中心部には超大質量のブラックホールがあり、物質が引きずり込まれることで強い輝線が発生しています。
IC 3568
ほぼ完全な球形である IC 3568は 4500光年にあり、見た目通りに「レモンスライス星雲」とも呼ばれる惑星状星雲です。北極星の近くにあり、中央に輝くのは非常に熱い赤色巨星で、望遠鏡での観測でも赤橙色に見えるそうです。
シサスクのきりん座のイメージは「目に見えぬ巨人」。
北極星の近くに大きな面積を持つきりん座は、エストニアでも日本でも一年中よく見えそうな星座ですが、構成する星々が暗く、実際には見つけにくい星座といって良いでしょう。しかし、シサスクはきりん座を音楽に表すにあたり、特別な思いがあったようです。《北極の星空》の中で唯一この星座にだけ、彼は次のような文章を寄せています。
今から私は、あなたの祖先、友人、そしてこの世を去った魂のもとへと連れて行きます。この地上での生を尊厳をもって生き、やがて清らかな心で彼らのもとへ戻ってこられるように、と。あなたは星々と宇宙から、叡智と霊性を授けてくれる教師を見いだすでしょう。月はあなたにシグナルを送ります。月は性別を持たず、意識の象徴です。夢は万華鏡のようなもの。そこに現れる模様は二度と同じにはなりません。
IC 342は 1000万光年にある渦巻銀河です。天の川の塵やガスに遮られて、観測が難しく、「隠された銀河」とも呼ばれています。
3900万光年にある IC 356も天の川の塵やガスに遮られ、見え方がぼんやりしています。渦が不鮮明な画像になっていますが、渦巻銀河とされています。
NGC 2403は 1000万光年にある渦巻銀河です。赤い部分では星形成が活発な領域で、若い星は青く輝いています。天体ファンの間ではさんかく座の渦巻銀河 M33に似ているとの認識で親しまれています。
NGC 2146は 7000万光年にあり、棒渦巻銀河に分類されています。隣接する銀河の巨大な重力の影響で形が崩れていますが、この歪みによるガスの圧縮により、爆発的に星が誕生していると考えられています。
NGC 2336は 1億光年にある巨大な棒渦巻銀河で、直径は天の川銀河の 2倍、20万光年に及びます。中心部分には古い星が集まっており、渦巻の腕は青く若い星で輝いています。
霧の向こうに見えるようなこの天体は、レンズ状銀河 NGC 2655で、8000万光年にあります。直径 20万光年近くあるガス状の円盤には年老いた星が集まっています。穏やかに見えますが、奇妙な形をしているそうで、過去に他の銀河と合体したり、重力の影響を受けたと考えられています。中心部には超大質量のブラックホールがあり、物質が引きずり込まれることで強い輝線が発生しています。







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