26. とびうお座 Volans

飛魚座  Volans

変容  Transformations

NGC 2442: Galaxy in Volans

 とびうお座の名前は、航海者が飛魚の大群に出会ったことがきっかけでつけられたといいます。カメレオン座テーブルさん座りゅうこつ座の領域と接しています。

 とびうお座の方角、約5000万光年離れたところには、上の画像のようなフック型の銀河 NGC 2442 があります。 



 これはそのNGC 2442 銀河の中心部を拡大した画像です。


 シサスクのとびうお座のイメージは「変容」。

 音楽の前半は、テンポを速めたり、リタルダンドしたり、符点音符は色の変化もつけやすく、またフェルマータで立ち止まる時間は、次の音への距離を自由に感じることができます。後半は fff の重厚な和音で、突如、巨大な銀河が姿を現すかのように始まります。手の交差によって作られる広い音域の旋律は、分散和音の効果も相まって、光の輪がより遠くへ投げかけられるようです。最後のハーモニクス(特殊奏法による音の共鳴)は、色がにじむような余韻を作り出します。とびうお座ではこのように終始、音の質感が変わる「変容」に心を奪われ続けます。銀河そのものの芸術的なカラーや形、ふんわりとした質感からも「変容」の表現のための十分なインスピレーションを得られるでしょう。

 

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